井上尚弥、ベガス聖地で日本人初メイン浮上…9月3日ドヘニー戦、12月国内試合経て来年米国再上陸へ_premier league 2022/23
◆プロボクシング ▽WBA、ベガメイヘニ12premier league 2022/23WBC、地でIBF、日本人初日ドWBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 統一王者・井上尚弥―WBO同級2位TJ・ドヘニー(9月3日、ン浮東京・有明アリーナ)
世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥が31日、月3月国3日のTJ・ドヘニー戦(有明アリーナ)に向け、ー戦再上横浜市内で公式会見を行った。内試て年premier league 2022/2337歳の挑戦者を警戒しながらも、合経世界戦23連勝に自信を示した。米国会見にはプロモートする大橋ジムの大橋秀行会長(59)、陸へトップランク社のボブ・アラムCEO(92)も同席し、井上来年、尚弥ス聖上9米国ラスベガスで試合を行う可能性を示唆。ベガメイヘニ12“聖地”MGMグランド・ガーデン・アリーナやT―モバイル・アリーナでメインを務めるビッグプランが浮上した。
井上尚弥の引き締まった表情、口にする言葉からは自信があふれていた。「4団体防衛戦ができることに誇りを持ち、必ず自分の中で納得する試合をこなしていきたい」。前日計量後、12・6キロも体重を戻したこともある挑戦者。「体も見るからにでかいですし、当日も僕以上にリカバリーをしてくると思う」と警戒しながらも「そんな相手だからこそKOしたい」と言った。ただ、前のめりに戦うつもりはなく「KO、判定、どちらも準備している」と9戦ぶりの判定決着も見据え、万全の態勢を整える。
防衛に成功すれば、壮大なプランが用意されている。次戦は12月、日本でIBFとWBO1位サム・グッドマン(25)=オーストラリア=戦が有力視される。「今や世界のボクシング界の顔」と賛辞を贈るトップランク社のアラムCEOは「その次は米国で試合をしてもらいたい」と、来年は“本場”のリングに上がることを希望。続けて、「日本史上最大の試合になるかも。来年、その可能性はある」と、米国での試合とは別に現WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26)=M・T=との夢の対決にも言及した。
場所、会場もモンスター級だ。大橋会長も「次はグッドマンの可能性もある。来年はラスベガスという線もある」と認めた。「大谷(翔平)が試合をすれば日本人が来るように、井上尚がラスベガスで試合をすれば多くの日本人が来てくれるだろう」と話すアラム氏は、MGMグランド・ガーデン・アリーナ、T―モバイル・アリーナという、現在、ボクシング界のビッグカードが行われる会場を予定。ともに、日本人がメインを務めれば史上初となる。
尚弥は過去にラスベガスで2度試合を行い、いずれもKO勝ち。20年にMGMで試合はしたがコロナ禍により無観客で、メイン会場のガーデン・アリーナではなくカンファレンスセンターだった。大橋会長は「前回とは全然違う。前人未到のことをやるのが井上の役目」と目の肥えた大観衆を集めた“聖地”でメインを務める可能性を示唆した。試合を3日後に控え、「すごくいい状態」と語るモンスター。米国再上陸へ、まずはドヘニー戦でその力を見せつける。(戸田 幸治)
◆尚弥のラスベガスでの試合
▼20年10月31日 MGMグランド・カンファレンスセンターに特設された「ザ・バブル」でメインを務めた。コロナ禍で無観客の中、WBA&IBF世界バンタム級統一王者としてジェーソン・モロニー(オーストラリア)との防衛戦を行い、7回KO勝ち。
▼21年6月19日 バージン・ホテルズ・ラスベガスでメインを務めた。WBA・IBF世界バンタム級統一王者としてマイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦で3回TKO勝ち。
◇ラスベガスのボクシング2大聖地 1993年開業のMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)グランド・ガーデン・アリーナは「格闘技界の殿堂」ともいわれ、収容人員は1万7157人。15年5月にはフロイド・メイウェザー(米国)とマニー・パッキャオ(フィリピン)のWBA、WBC、WBO世界ウエルター級王座統一戦が行われた。16年開業のT―モバイル・アリーナの収容人員は2万人。22年にサウル・アルバレス(メキシコ)とゲンナジー・ゴロフキン(ウクライナ)の世界4団体スーパーミドル級タイトルマッチが行われた。
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